ピースアゴラ呼びかけ人小倉志郎さんからのメッセージ

小倉さんは生涯を通して東芝の原発事業にかかわり原発の現場を熟知し、ご著書も出版されている数少ない原発専門技術者です

 海岸線に50基以上の原発を並べている日本では国土と国民を守るために軍備は全く役に立たない。なぜなら、高レベル放射性の使用済核燃料を沢山ため込んでいる原発に対する攻撃に対して、大量の放射能が環境に漏れ出すことを軍備では守れないからだ。

その詳しい理由は拙文「原発を並べて自衛戦争はできない」(ブログ「地球座」<http://chikyuza.net/archives/8887>に全文掲載)に具体的に記してあるので、ぜひ読んでいただきたい。

 中国対台湾、および、北朝鮮対韓国は共に同胞でありながら、それぞれ歴史的な事情により長い間、軍事的対立関係にある。その台湾も韓国も共に最近脱原発の方針を打ち出した。また、遠くイスラエルでは、周辺をアラブ諸国との間に軍事的対立状態にある。そのイスラエルは原発を一基も建設していない。これら3つの国の政府は原発が軍備では守れないことを理解し、あるいは、気が付いたのであろう。

  さて、日本の場合、「国際紛争を解決する手段としては戦争を永久に放棄する」憲法を持っている上に、どこかの国と軍事的対立関係にあるわけではない。従って、戦争をすることを主たる任務とする武力組織・自衛隊を、平和的な災害救助活動を主たる任務とする「災害救助即応隊」に改編することはとても理にかなっているし、国の予算を増やすことなく簡単にできることである。即ち、私たち国民がその気になりさえすれば、数年のうちに実現可能なのだ。(小倉志郎)

2021年9月19日 総選挙の準決勝戦、自民党総裁選挙の新味のない不毛な論争を見て  記

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