今日の担当は元原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの寄稿文の引用―       

 2022年の世界の軍事力の順位を調べてみた。単に軍事費だけが軍事力ではないが、おおざっぱに軍事費を見ると、トップはアメリカの7780億ドル(85兆円)で、この値は2位のロシアから17位のオーストラリアまでの諸国の軍事費の合計よりも多いことがわかった。(出典:News24-Web 2022年版 https://news24-web.com/military-ranking/)このようにダントツの軍事力を持っていれば、世界にアメリカに対する脅威などないだろうから、デーンと静かに落ち着いていれば良いと思うのだが、「やれ、イランが脅威だ」「やれ中国が脅威だ」「やれロシア・・」とアメリカは騒ぎまくっている。

 ちなみに日本の軍事力は5位と評価されている。アメリカが安心していないのだから、日本がいくら軍備を増強したところで安心につながるわけがない。では、アベ内閣から年々軍事予算を増強しているのは何のためだろうか?答えは簡単、日米の軍需産業を儲けさせるためだ。税金を払った国民には何のメリットもない。その軍事費で大量の兵器を買い、その兵器を使って戦闘訓練にいそしむ兵士が増え、ますます戦争に巻き込まれる可能性が高まるのだから、とても安心などしていられない。

2022年2月25日 記 小倉志郎

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