本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの寄稿文の引用―

 前回の投稿で「日本が異質な価値観を持つ集団に乗っ取られている」と書いた。

その集団とはいわゆる「統一教会」だ。

SNS上ではさらに乗っ取った集団に「創価学会」まで含め、「日本は2つの宗教団体に乗っ取られている」という説が流れ始めた。

言われてみればそうだ。

もし、創価学会を母体とする公明党が自民党を支えなければ、自民・公明連立内閣など成り立たないのだから、創価学会も「乗っ取りの共犯」と言える。

もちろん創価学会員一人ひとりはそんな意識は持っていないだろうが。

 問題は、主権者である国民のほとんどが「乗っ取られている」ことに気が付いていないことだ。

気が付いていれば、参議院選挙で自民党が大勝するなどという結果になるわけがない。

気が付かない国民が多いのも無理もない事情がある。

一つには一応民主的な選挙の結果であること。

もう一つは、大手メディアが国会議員たちと宗教団体との深いつながりについて真実を国民に伝えようとしないことだ。

 以前、オーム真理教事件が起きた時、教団は「集団的狂気」状態と評された。

今の日本も、海岸線に50基以上の原発=仮想敵が引き金を握る核兵器=を並べていて、戦争することなど全く不可能なのに軍備増強に突っ走るなど「集団的狂気」と言わざるを得ない。

日本が「集団的狂気」を脱するには、先ずは自分たちが「狂気」状態にあることに気が付くことが必須だ。

2022年7月19日 記 小倉志郎

おしらぜ

ニューヨーク時間19日午前9時半現在確認したところ

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