本日は小倉さんが担当します
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
2007年に季刊誌「リプレーザ」に小論「原発を並べて自衛戦争はできない」を私が投稿してから15年も経つのに、この小論に対する批判らしい批判を見たことがない。
書店や図書館には日本の防衛に関する本が沢山並んでいるが、なぜか原発の存在について言及したものは皆無と言って良い。
今年の2月に勃発したウクライナ戦争で、原発の存在と戦争とは切り離せない関係があることを私たちは見せつけられた。
そして「大変だ!」「あぶない!」と言う声が色々な方面から聞こえてくるが、どうしたら良いかについては声が聞こえてこない。
やはり、海岸線に50基以上の原発を並べているという特殊な条件の下にある日本にとって現実的な安全保障論をつくる必要がある。
その一つが「原発を並べて自衛戦争はできない」なのだ。
小論は全文を本HPに掲載してある。
ぜひ、一読して遠慮なく批判を送っていただきたい。
私は自分をリベラルだと思っている。
某英和辞典では「【Liberal】考え/人に対して寛大、心が広い」とあるが、私の自己流の辞書では異なる。
自分が納得できる新しい考えを知ったら、今まで持っていた考えを拘りなく修正する覚悟ができている心境がリベラルだ。
私の考えを修正させるに足る批判が現れることを待ち望んでいる。
2022年8月2日 記 小倉志郎
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