ニューヨーク時間で8月1日岸田首相が国連のNPT再検討会議で演説したらしい。

国連のすぐそばに滞在しているがテレビを見ていないので演説内容は日本の新聞のデジタル版で知るしかなかった。

こちらには国連関連のニュースだけを終日放送するチャンネルがある。

前回2015年のNPTの際にニューヨークでずっと見ていたがNPTの様子はほとんど流れず小さな理事会の様子ばかりだったので見るのをやめたことを思いだす。

さてニューヨークは「人種のるつぼ」だ。

ニューヨークにもチャイナタウンもイタリア人街もユダヤ人街もあるにはあるが矢張り「人種のるつぼ」というのがふさわしい。

地下鉄車両の中は黒・白・黄色人種が3分の1ずつ乗っている。その白も黒もみんなが英語を話すわけではない。

黄色の中の言語も多種多様だ。

東京でこのような人種のるつぼ化はおそらく起きないと思う。

日本はあまりにも日本人中心社会だからだ。

アメリカでも南部などに行けば事情は日本に近い。

アリゾナ州の笑い話として刑務所の中はすべて黒人、塀の外は全て白人というのがある。

矢張りニューヨークはアメリカの中でも特殊な都市と言えそうだ。

面白いことにアメリカ人は紫外線に対してあまり防備しない。

サングラス姿の女性は見かけるが肌を露出しながら日傘をさしているのを見たことが無い。

他人事ながら皮膚がんの心配までしてしまう。

毎朝CBSテレビを見ると911による障害(肉体的精神的)や癌に対する国の補償制度があることをしつこく放送している。

事故現場から数キロ北にCANAL という東西の通りがあるがそれより南で被害に遭った人は救済措置があるから遠慮しないで補償を申し込めと言うものだ。

日本の福島の被害に対する補償の薄さに比べてなんとアメリカはすばらしい国かと最初は思った。

しかし広告のキャッチフレーズは「911を忘れるな」だ。

つまり勘繰りかもしれぬが「真珠湾攻撃を忘れるな」と同じなのだ。

国民にイスラムによるテロに対する憎しみを植え続けるための救済制度のように思えて仕方ない。

2022年8月3日 記

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