昨日私は「日本の恒久平和のための非武装中立は現実的な選択肢である」と題して音楽演奏と講演の会に行ってきた。

例によっていくら非武装の理を解いて説明しても丸腰になることへの不安感を消し去れない人がいる。

外出時にいくら財布にあれば安心か?

老後にいくら貯金を持っていれば安心か?

国を守るために軍隊は必要か、必要としてどれほど強い軍隊を持てば安心か?

などは人それぞれでこれだけあれば安心などという理屈では決められない感覚的な世界だ。

保険は人々の不安をある程度解消して安心を得るための制度と言える。

防衛予算は万一に備える保険金と改憲論者はいう。

しかし保険金をいくらかけてもひとたび戦争になれば国民総動員の戦争となって被害は全国民におよび保険を掛けた意味など全く無くなる。

いざとなった際に国民の生命・財産を守る意味では全く役立たずの自衛隊(米軍は最初から日本を防衛する気などさらさらない)が平時において一応国民に気休め程度の安心感を与えているらしい。

薬には効き目と副作用があるのだが軍隊である自衛隊や駐留米軍は原発と同様に効き目よりはるかに副作用の害が大きい。

敵から見たら自衛隊も米軍も攻撃の標的と言う簡単な事実が私達国民はわかっていない。

しかし人々は無いよりまし、何となく安心との思いから副作用の大きな防衛予算の急膨張を危険極まりない無駄遣いとも思わず憲法改悪まっしぐらの自民党に投票する。

自衛隊をなくし米軍に撤退してもらう決断どころではないのが現実のようで実に困ったものだ。

それだけに憲法を条文通りに護るにとどまらず2025年までに自衛隊を廃止し日米安保条約破棄を目指すピースアゴラの全国行脚は前途洋々でやりがいがある。

2022年8月19日 記

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