本日は小倉さんが担当します

―以下小倉さんの寄稿文引用―

 昨年の秋の衆院選、今年の夏の参議院選と続けて自民党の大勝という結果に終わった。

様々な要因が考えられるが、その内の大きな要因の一つとして「野党共闘」がうまくできなかったことがいろいろなメディアから流れて来る。

 自公連立政権の下で軍備の増強、安保法制の強行成立、日米軍事一体化、米中の軍事的対立のエスカレート、などの客観的事実を眺めれば、明日にでも日本は米軍の戦争に協力という形で戦争に巻き込まれる可能性がある。

ことここに至っても「野党共闘」がうまく行かないのは、自民・公明・維新は問題外として、野党各党も「どんな理由があろうが、日本を戦争ができない国にする」という強い信念を持っていないからだ。

選挙が始まると、各野党は国民に受けの良い「身近な暮らしへの支援」「授業料の低減」「消費税の廃止/税率低減」などを真っ先に挙げ、「絶対に戦争をしない(できない)日本にするために憲法第9条を厳密に守り非武装を実現する」という明確な党としての目標をかかげた野党は無い。

これでは、自公政権を協力して倒そうとする野党共闘は成功するわけがない。

一度戦争に突入したら、身近な暮らしの基盤はずたずたに破壊され、お金が多少あろうが生存することすら至難になり、身近な人々がどんどん殺されて行く。

暮らしの改善策に多少の違いがあろうと、「絶対に戦争に巻き込まれない」をはっきりとした共通目標にすれば、野党共闘は簡単にできるのだ。

2022年9月1日 記 小倉志郎

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