11月4日に那覇空港から空路宮古島入りして2泊3日滞在した。

我々本土の人間は沖縄よりさらに300キロ南西に位置する人口5万5千人の美しいサンゴの青い海に囲まれた宮古島の歴史を知らない。

そして現在の自衛隊の動きについても同様だ。

飛行機から見下ろすサンゴの海の素晴らしさはメキシコのカンクンで見て以来の美しさだった。

宮古島は平坦で山も河川もない。

だから水は100%地下水に頼っている。

現在、宮古島は地下水と環境を守るエコアイランド宣言をしている。

第2次大戦中この小さな島に島の人口の半数を上回る旧日本軍3万人が本土から駐屯し農作物を奪いながらも多くの餓死者、マラリヤ患者の犠牲をだした。

当時宮古島は日本でありながら飢餓の島と言われた。

勿論従軍慰安婦もおり12か国の慰安婦の存在を残すため12か国語による記念碑もある。

こんな島に今航空自衛隊の巨大なレーダー基地がおかれ強烈な電磁波被害を島民に与えている。

さらに2019年故安倍内閣は中国牽制策として千代田カントリーゴルフ場の跡地に陸自の駐屯地を建設した。

現在、地対空、地対艦のミサイル合計7基が配備され1000人以上の陸自隊員が駐屯。

基地の地下には巨大燃料タンクと共に弾薬庫が置かれて近隣の住人を極度の不安状態においている。

弾薬庫への攻撃や暴発の危険もさることながら燃料などの毒が地下水に漏れれば島民は飲料水を失う。

外から基地内を撮影していたら直ぐに監視カメラで我々を発見した自衛隊員が駆けつけてきた。

こんな理不尽が戦争のセの字も知らない故安倍首相の下で住民の了承もないまま強行された。

11キロ先の保良(ぼら)にある陸自の訓練場も訪ねたがそこにも弾薬庫がおかれている。

日本は憲法第9条がありながら完全な軍事国家だ。

陸自駐屯地の目の前の畑でメロンを育てている農民が基地正門前で「子供たちの未來のために陸上自衛隊配備反対 野原部落有志会」の幟を立て毎日ミサイル基地反対運動を続けている。

安倍、菅は勿論岸田自公政権も一切歯牙にもかけない。

我々本土の人間も無関心そのものだ。

それでも憲法9条の条文さえ守られていればよいとでも言うのか?

2022年11月19日 記

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