―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 日本国憲法第20条では、信教の自由を保障しているが、同時に宗教団体による政治権力の行使を禁じている。

即ち、政治の世界での宗教活動を認めないという「政教分離」の原則を示している。

しかし、その理由までは説明していない。

理由について私個人の解釈を述べるとすれば、宗教団体の内部では、信仰のレベルに応じて信者の間にランク付けがされていて、最高位の人物をトップとし末端の信者を底辺とするほぼ完全なピラミッド型の人間関係ができている。

宗教活動は上意下達によって行われる。

これが、個人は平等であるという前提で成り立つ民主主義社会の原則とは相反するからであろう。

 大学生時代には同じ学生寮の創価学会員から何度も入会を薦められたり、その仲間の集団から折伏されかかったりもした。

結局入会をせずに就職してサラリーマンになったが、国政選挙の度にほとんど付き合いのなかった高校同期の創価学会員がはるか遠方から夫婦二人連れで来て、私の選挙区の公明党候補者に投票してくれと言うのである。

玄関前で同窓生ということで雑談をしている中で、ぽろりとこぼした。

「幹部からの指示なのでしかたがない」と。

公明党候補者の当選確率が高い訳だ。

公明党が「政教分離」を守っていると言っても、創価学会との関係はコインの表裏の関係にありとても分離できるものではない。

旧統一教会と自民党の関係も同様で分離などできるわけがない。

2022年12月4日 記 小倉志郎

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