―以下本日担当小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 外国の軍隊が攻めてきて、日本が占領されても、日本が非武装で軍備がなければ物理的に戦争は不可能だ。

武力で反撃しないのだから、占領軍は砲弾もミサイルも一発も発射する必要はない。

平穏に日本を占領するだけだ。

国民の命が奪われることはなく、生活の基盤であるインフラストラクチャーも破壊されず、自然環境も破壊されない。

仮に「脅威」とされる北朝鮮の軍隊が占領したとする。

韓国と軍事的に対立している北朝鮮がどの位の兵力を日本占領のために送り込めるかは不明だが、北朝鮮が保有する軍艦は小型のフリゲート艦がたったの4隻だ(防衛白書2020年版)。

これでは1万人も送り込めない。

商業用・漁業用の民間の船を利用しても数万人が良いところだ。

そんな小人数の兵力で、1億3千万人の日本人をどうやって支配できようか。

できるわけがない。

百歩譲ってそれでも、仮に数万人の軍隊が日本を占領できたとしたら、どうすれば良いか。

直ちに、国連に北朝鮮の不当な行為を訴えて、軍隊の撤退を要求すれば良い。

非武装で北朝鮮に対して脅威でも何でもない日本を軍隊で占領することを是認する国など、国連加盟国に一国もあるわけがない。

これでは北朝鮮軍は時間を置かずに撤退せざるを得ない。

即ち、「防衛力=軍事力」ではない。

私たちの命と暮らしを守る最も確実な防衛力は非武装である。

2023年1月28日 記 

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