一見同じようだが非武装は国家としての振舞、非暴力は個人の振舞だ。

特定の政治目標を実現するために抵抗運動を非暴力で行ったのがガンジー、マンデラやキング牧師だ。

国家の振舞としての非武装中立化と、インド独立のガンジー、南アのアパルトヘイト反対のマンデラ大統領などの非暴力による抵抗運動を私たちは混同しがちである。

私は日本を「国家の振舞として非武装中立に徹する」という憲法をただ体現するに過ぎない運動のため全国講演に歩いている。

この運動の実現は勿論非暴力で行う。

国が非武装であれば戦争は物理的に不可能だ。

日本が戦争を始められないのは勿論、軍隊、軍事施設を持たない日本を武力侵攻する国は国際法違反国だ。

憲法第9条を体現することほど戦争根絶のために絶対に正しい真理はほかにない。

自衛隊と武器・弾薬をすべて廃棄し日米安保を廃棄すればその目標は実現する。

後は廃棄する武器、弾薬の処理、失職する自衛隊員および家族の生活をどのように保証してあげるか、だけだ。

この解決策は拙著「自衛隊お米軍も日本にはきらない」に具体的に書いてある。

憲法を変える必要は勿論ないし特別な予算は不要である。

世界の非武装化は直ぐには無理だが日本は率先、国家として非武装を実践・実現できる。

国民が決断し志ある候補者に1票を投ずれば理想は実現する。

大事なのは政府マスコミの流す大量の情報が間違っていると全国民が気づくことだ。

「台湾を武力で統一、ウクライナが正義でロシアは戦犯、尖閣諸島の中国公船出没、中国の南沙諸島など海洋進出、など中国、ロシア、北朝鮮などを非難する報道がいかに一方的な情報に過ぎないか、に早く気付いてもらいたい。

中国のアメリカ領空での気球撃ち落とし事件もアメリカはとっくに知りつつ泳がせていた。

実はアメリカこそ何十倍ものスパイ活動を中国で行っていることを我々は知ったうえでテレビ報道を見ないといけない。

2023年2月12日 記

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