―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―
世間では以前から「おかしいことにはおかしいと声を上げよう」と言い続けられてきた。
実にまっとうな主張であるばかりでなく、多くの人々が実際に声を上げて来た。
にもかかわらず日本の政治は改善されるどころか、どんどん悪化して、自衛隊が海外で米軍と共に戦争できる安保法制ができ、軍備の上限がGDPの1%から2%へ倍増されようとしている。
台湾有事をきっかけに今すぐにでも戦争に巻き込まれる可能性まで生まれてしまった。
折角上げた声が効果をもたらさなかったのは何故か考えてみよう。
声の上げ方にはいろいろな方法・スタイルがあり、様々な工夫や演出が可能だ。
しかし、それ以前に、必要なことは、私たちが上げる声は「どんな内容」で「誰に対して」のものかをはっきりと認識することだ。
私たちにこの認識が足りなかったのだ。
政治を変えるには選挙によって、私たちの希望をかなえてくれる国会議員を増やさねばならない。
従って、声を上げる相手は選挙の一票を持つ国民であり、絶対に戦争を避けたいと希望するなら、内容は「非武装を明記した憲法第9条を実践しよう」となるのは必然だ。
国民の声を聴く耳のない与党議員・官僚に向かって大声でシュプレッヒコールをしようが、同志ばかり集う決起集会で激しく政府批判の発言をしても、選挙に影響が少ないことは嫌と言うほど経験した。
これからは、街頭に出て不特定多数の国民に対してダイレクトに私たちの声を届けよう。
2023年5月2日 記
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