ー以下小倉志郎さんの寄稿文引用ー

 日本では「改憲」派と「護憲」派とが長い間自らの主張をそれぞれ国民に対して宣伝する「情報戦争」が続いて来たが、どうやら、大手マスメディアを傘下に収めた前者が圧倒的な勝利を収めそうな状況だ。

それは、衆参両院ともに改憲派の議席が改憲発議に必要な3分の2を超えているからだ。

護憲派の抵抗は「風前の灯」と言ってよい。

憲法第9条を護り、戦争を絶対に避けたいと願う人々は新しい情報戦争の闘い方を編み出すことが必要だ。

実はその方法は既に見つかっている。

7年前から私が毎日続けている一人デモだ。

家を出て帰宅するまで、大きく手書きしたプラカードを胸と背に吊るしている。

一日に出会う人の数は数千人になるだろう。

その半分は政治に無関心な人、自民・公明・維新に投票する人など様々だろう。

その意味で、同志ばかりで集まる集会やデモに比べてはるかに宣伝効果が高い。

後は、この効果の高い一人デモを実行する人が増えれば良い。

実体験に基づき私が仲間に勧めると「私もやる」とすぐに始める人もいるが、「良い方法だが、私にはまだできない」と逡巡する人が多い。

一人デモ人口の増え方は遅々としている。

「遅々としている理由は?」と仲間から問われて、私は「勇気だ」と答えた。

すると「勇気はどうすれば持てるか?」ときた。

答えに窮した。

「勇気を持ってもらうにはどうすれば良いか?」が今の私の宿題だ。

2023年8月10日 記

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