賛否両論で意見が割れた安倍晋三元首相の国葬を扱った映画「国葬の日」が中野ポレポレ座で一昨日から公開され私は昨日観た。
昨日は映画の後、大島新(あらた)監督と音楽プロデューサー松尾潔氏のトークもあった。
サイン会の後、私は大島監督に新版とチラシを渡して“2026年、日本から自衛隊も米軍もいなくなり災害に安心な恒久平和日本の姿を映像にしてもらえないか”と頼んでみた。
理想の日本を文字で書くだけでなく視覚に訴えたら一層新版は説得力を持つと考えるからだ。
新版を広めてもらいたいとの思いもあり映画の辛口感想をそこでは伝えなかった。
率直に言って映画は国葬当日の全国各地の様子を流すテレビニュースを見ているようだ。
国葬に対する意見は分かれているままを写し出し,まるで政府意見を通すために賛否両論併記を求める検定意見を受け入れた教科書のようだ。
映画でしか見られない大島渚監督2世的な尖がったシーンがいつ出てくるかと待ったが最後までなかった。
松尾氏がトークでエンタメはレベルやジャンルの違いに関わらず、世の中が平和でなければ成り立たない、と語ったのは唯一私と同感だ。
安倍国葬をどう考えるか観客に自分で判断させる余地を残すと言う監督の思惑はわからないではない。
「自民党と電通、吉本興業による1億総ノンポリ化政策は大成功」の姿がこれでもか、これでもかと映し出されている。
しかしこの映画から私は1億総平和ボケ国民に、自民党亡国政権ぶりを考えさせる糸口をまったく見いだせなかった。
ポレポレ座に観客が期待するのは尖がった主張を持つ作品でありNHKニュースのような映画ではない。
辛口を書いたが大島監督には是非、非武装中立・恒久平和を目指す世論つくりの映画を製作して欲しい。
2023年9月18日 記
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本を図書館から借りました。
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