与那国島では石垣島から引き続いて与那国島生まれの宮良純一郎さんに島内を案内してもらいました。

与那国町には祖納、比川、久部良の3集落があり夫々小学校がありかつては700人以上いた小学生も今では全学年で100名前後に減ってしまったと教育長談。

教師は学年も違う生徒を同じ教室で分けて複数学級で教えているそうです。

沖縄の離島に限りませんが地元に高校が無い地域は全国にかなりあり、生まれ育った地域に高校がない子供たちは15歳で故郷を離れざるを得ません

大学卒業後に故郷に帰ろうにも就職口がないので過疎地は益々過疎化し人口は減る一方です。

どんな離島でも地域でもせめて中高一貫校を設置すべきでしょう。

自衛隊誘致に賛成した住民は自衛隊の任務は沿岸警備と聞かされていて、まさかミサイルに反撃する物騒な基地になるとは思わなかったと。

自衛隊誘致で若者が増えてよかったこともあったが島内のマラソンなどに自衛隊員が参加するようになって地元の青年の出番が減ったとか、若者の役割分担、生きがいを自衛隊員に奪われているとの声も聞かれました。

自衛隊員も小学生の子を複数学級の集落の学校には入れたがらないと。

自衛隊員による災害時の支援や生活支援などを期待した住民は裏切られた気持ちと言います。

道路に停車中の青色バスを指して宮良さんが自衛隊の駐屯以来始まった島内を税金で運行する無料バスと説明してくれましたが乗客はゼロでした。

飴と鞭の飴は期待したものとは大違い、鞭(本土への避難準備など戦争の不安)ばかり見えて将来に希望が持てなくなったとの声も聞かれます。

今ならまだ間に合います。

1日も早く与那国島の自衛隊基地を撤廃し、自衛隊を災害救助即応隊に衣替えし

基地はジャイロの駐屯地にして島の安心安全な暮らしを保証して若者に夢と希望を持たせてあげなければ、と僕は強く思います。

2024年6月28日 記

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