人口約1600人の離島では有権者の数も少ないと思います。

小学生は100人と言うので中学生は100人はいないでしょう。

就学前の児童もいるので地元町民有権者の数は恐らく1100名ほどではないでしょうか。

そこに自衛隊員が300名と、ご家族も加わるとおよそ350名は自衛隊関係の有権者でしょうか。

合計1450人の有権者のうち350人と言えばおよそ4人に一人です。

自衛隊誘致前の投票率は100%近かったそうですが自衛隊が駐屯するようになって投票率は大分低くなったとの事です。

ますます自衛隊関係者の有権者比率が上がります。

基地建設業者の方もメンテナンスのため一部まだ島に住んでいるかもしれません。

現在の町長は中国脅威論を信じて島嶼防衛の必要をとても重要とお考えと聞きました。

帰りの飛行場でバッタリ会い名刺を交換しましたが名刺の裏には昭和18年3月に伊派南哲さんの読んだ「讃・与那国島」の詩が細かい字で印刷されていました。

一部を抜粋します

”南海の防壁与那国島

 南海の防波堤与那国島

 おお汝は黙々として皇国南海の鎮護

  に挺身する沈まざる

  二十五万トンの航空母艦だ”

      紀元二千六百三年三月

戦争中の歌と思って読めばわからなくはありませんが

この歌を名刺に印刷している町長さんは令和6年の現役の町長さんです。

自衛隊誘致の必要性を本気で信じ頼りにされておられる感じです。

色々経緯はあったと思いますがこのような皇国思想を今でもお持ちの時代錯誤的な方を町長として選ぶ選挙の背景に選挙民の構成が関係しているとしか思えません。

いざ有事があったら何の役にも立たない自衛隊、米軍の抑止力を信じる政治家が自公の国政政治家ばかりか全国の地方議会にも大勢いるのです。

僕たちのやるべき仕事はまだたくさんあります。

2024年7月2日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/