先日、この3組織はいずれも国民の安全・安心な暮らしを守る組織である,と書きました。

実は自衛隊は戦争の準備部隊であり国民の安全安心とは災害救助に駆けつける時以外は無関係ですが。

ところでこの3組織の共通点はいずれの組織に働く人も公務員と言うことです。

公務員の共通の目的は国民の公僕として国民のために仕事をすること、と子供の頃は思っていました。

しかし大人になって知ったことは公務員の一番大事な仕事は組織(人員と予算)を今より大きくすること、そして定年後に再就職する天下り先を現役のうちにたくさん作ることと知りました。

ご自分もある官庁の事務次官になった方のお話なので間違いなさそうです。

これらの官庁組織にとって一番困るのは人員と予算が減ることです。

消防署では火災件数が減ること、警察では犯罪や事故件数が減ること、

自衛隊では戦争の危険がなくなることでしょうか。

しかし火災件数については建築資材の不燃化が進み、犯罪件数は国民所得が増えるに従って減っています。

しかし消防や警察は予算と人員を確保するために色々な理屈を並べて仕事は減っていないことを強調します。

警察は犯罪がより凶悪化したとかサイバー犯罪が増えたとか。

消防はタワマンの増加で消防の業務が困難化、複雑化したとか。

自衛隊はどうでしょう。

防衛省・自衛隊にとって一番困ること(言葉は悪いですが)敵は平和です。

特にピースアゴラが目指す恒久平和は最大の敵です。

平和が永久に続いたらメシの食い上げです。

世界には戦争を生活の糧にしている人たちが何百万人、何千万人といます。

その最大の国の一つはアメリカです。

こんな軍事大国を軍事同盟の相方としたら最後、それまでどんな平和だった国も戦争が無くては生きてはいけない国になってしまいます。

僕は自分が育った大好きな日本が平和憲法を持ちながらそんな国になってしまうのは絶対にイヤです。

そうならないよう今日から5日間、九州などで講演、集会を続けます。

2024年7月12日 記

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