―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 我が家の購読紙・東京新聞に一昨日(7/11)「海自護衛艦が中国領海航行」という【北京=共同】の大きな記事が載った。

抜粋すると「中国政府は日本側に深刻な懸念を伝達。

日本政府は経緯を調べると外交・防衛ルートで伝えた。

防衛省は艦長に聞き取りを実施すると調査を始めた。」および「今回航行した中国領海は、中国艦船に対する自衛隊による通常の警戒監視では近づかないエリアだとされる。」とのこと。

【北京=ロイター】のネット情報では「日本側から『技術的なミス』と説明があった」とのこと。

他国の領海に日本の軍艦が相手国の了解無しに入るという重大な事件なのに、翌日(7/12)の紙面にはフォロー記事が無い。

はっきりしたことは他国軍と衝突しかねない自衛隊の行動を防衛省が把握できていないことだ。

これでは「文民統制(シビリアン・コントロール)」などできるわけがない。

先の「15年戦争」は中国大陸に駐留していた関東軍が政府の「不拡大方針」を無視して独走し、中国との戦争がいつ終わるかわからない泥沼状態に陥ってしまった。

「攻められた時の防衛のため」とか「攻められないための抑止力」などと、政府は自衛隊の存在意義を宣伝しているが、自衛隊の存在自体が、戦争勃発の原因になる可能性が大きい。

自衛隊という軍事組織もミスを犯す可能性のある人間集団だ。

絶対に戦争に巻き込まれない具体的方法がある。

それは憲法第9条に明記されているように「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」をその通り実践することだ。

2024年7月13日 記

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