昨日13日の久留米市教育会館での講演のため12日にかつての軍都、今やブリジストンタイヤの本拠久留米市に初めて来ました。

コスタリカに学ぶ会・久留米の主催によるもので教職員OB・OGの皆さんなど非武装中立のコスタリカに学ぼうとする皆さんが大勢集まってくれました。

途中福岡市内で、市内の大学で平和学を教えてこられたK元教授(牧師)と1年ぶりにお話しました。

「新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない」4刷りで追記した“住民を守るためにジャイロは人間の盾になる”に関連して現実に行われたイラクの人間の盾への参加体験談やインドネシアで長年教鞭をとられた時期に遭遇したスハルト政権崩壊の過程の話など「体験者は語る」興味深い話が聞けました。

そのうち特に興味深かったのは

1) 今の自民党の対米服従・腐敗や自衛隊の汚職や規律違反は末期のスハルト政権と酷似している、自公体制崩壊の予兆ではないか

2)安保法制違憲訴訟について右翼の友人が自分達も安保法制の違憲判決を期待していると言うので不思議に思って理由を尋ねたら裁判所が違憲判決をだせば改憲運動は一挙に盛り上るのに残念と。

さて久留米の講演は会場が教職員組合のビル、僕の演奏や歌も交えた講演会はスライドを使ってコスタリカの映像も紹介しながら進め持参した新版は完売しました。

隣国は必ず日本を攻めてくる、などの性悪説や日本の憲法は性善説に基づくお人好し憲法だとか、そんな議論はいくらしても水かけ論に終わります。

戦争を絶対にしない、を最優先に政治をおこなうなら憲法第9条を文言通り実践し非武装中立を世界に向かって宣言しジュネーブ条約第一追加議定書、国際社会の良識に依拠して平和を守る方法しかないことを百田尚樹氏など改憲論者の話も織り交ぜながら語りました。

2024年7月14日 記

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