―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
米大統領選挙に向けて共和党の候補者として選出間際のトランプ氏が7月13日(日本時間14日)ペンシルベニア州で開かれていた集会で演説中に銃撃された。
各種メディアが報道している。
トランプ氏は右耳を負傷したが命に別状はないらしい。
FBIが、銃撃犯はペンシルベニア州在住の20歳の男性と特定したとAP通信が伝えた。
同容疑者は捜査機関の銃撃により死亡した。
米政界ではバイデン大統領を始め党派を超えて「政治的暴力」を非難する声が上がっている。
国外からも各国の首脳が銃撃を「民主主義を破壊する行為」とか「許されざる行為」などと非難する声明を発している。
平和的に国家の代表を選ぶ選挙に対して銃撃で混乱させたのだから、それぞれケチの付けようのない声明だ。
しかし、私が不思議に感じたのは、米国では個人が銃を保有することが許されていることへの言及が一件も無いことだ。
私が大学4年の時(1963年)、J.F.ケネディ大統領がテキサス州ダラスで大観衆の前をオープンカーで移動中に狙撃されて死去した。
それを初めての人工衛星を利用したテレビ中継で見て大きなショックを受けた記憶がある。
それから61年も経っているのに個人の銃保有禁止が実現していない。
武器を手にすれば、それを誤用する人間は必ず出てくる。
国家レベルでは、軍隊があればそれを誤用する政治家も出てくる。
どうすれば、乱射事件や戦争を防げるかの方法は明らかだ。
あとは実行のみ。
2024年7月15日 記
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