―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
結婚適齢期の男女が集まって楽しいひと時を過ごし、それぞれの参加者が自分の結婚にふさわしい相手を見つける目的で開かれるのが「婚活パーティー」だ。
何の問題も無い。
ここでそれを取り上げたのは、そのパーティーが自衛隊基地のある沖縄県宮古島で、自衛隊3協力団体主催、宮古島駐屯地曹友会共催で、来る7月21日に開かれるという広報チラシを見たからだ。
チラシによれば、「自衛官30名、女性30名の楽しい出会いの場になります。参加条件:20歳から40歳で宮古島在住の女性限定となります。」とある。
自衛官と島の女性の結婚により、島民の軍事基地反対運動の弱体化を目指しているとしか見えない。
対立する陣営の反発する意志を弱めるために結婚を利用する手法は別に新しいものではない。
日本の戦国時代や徳川時代には対立する、あるいは、その可能性のある大名間で戦(いくさ)を避けるために「政略結婚」がしばしば行われた。
中国においては何千年も前から使われてきた。
その役割を担わされた男女にとっては悲劇の場合もあっただろうが、それにより戦(いくさ)が避けられたというメリットもあった。
昨今、私の友人たちで自発的に外国人を伴侶とする国際結婚をし、幸せな家庭を築いている人が多い。
これは相手国との平和維持にもとても役に立っていると思う。
宮古島で「政略結婚」を利用する智恵がある政府ならば、国際的にもこの知恵を活かせば良い。
国際結婚を奨励・支援すれば良いのだ。
2024年7月19日 記
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