―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
NATOとは北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization)のことだ。
旧ソ連を筆頭とする共産圏諸国の軍事力に対峙する反共軍事組織として存在していたNATOであるが、1991年のソ連崩壊以降30年以上も存続している。
その存続理由を私は承知していない。
そのNATOの事務総長・イェンス・ストルテンベルグ氏がBBCに対して「欧州はウクライナ戦争が10年間は続くものと覚悟する必要がある」と話したそうだ。
即ち、NATOのトップはウクライナへの支援の必要性を説くものの、その意図はウクライナに戦争を継続させるためであって、でき限り早く停戦を実現するためではない。
この戦争が始まってから2年半になろうとしている。
すでに何万人という兵士や市民が死傷し、ウクライナの生活基盤の大部分が破壊されている。
今後戦争が10年間も続いたら、ウクライナの国民や国土はどんな状態になるか?
そんなことを事務総長は想像できないのだろう。
徹底抗戦を主張するゼレンスキー大統領はともかく、ウクライナ国民にはいつ戦争が終わるか見当もつかず今の悲劇が続くことになる。
「ロシア弱体化」という目的を「ウクライナ国民の幸せ」よりも優先させているのがNATOだ。
こんなNATOに日本は近づいてはいけない。
2024年7月21日 記
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その通りですね。東西冷戦が終結した後NATOの存在理由はなくなったと思っていたのですが、ウクライナロシア紛争でかなり積極的にウクライナに軍事支援する姿を見ると防衛目的というよりは戦争参加による存在感を示すことと米英仏などの軍需産業支援の目的があるように見えます。
そのように危険な組織に岸田首相は積極的に接近しアジア地域にも引き入れようとし始めたことは大変危険な行為でこれを議会や国民が指弾しない状況に危機感を覚えます。