8月4日の東京新聞第一面に 専守防衛「厳守」を68% 「平和」世論調査 の見出しが目に入りました。

記事を読んで驚き失望しました。

―記事引用―

自衛隊の今後の在り方について「憲法の平和主義の原則を踏まえ「専守防衛」を厳守すべきだ」と回答した人が68%に上った。

憲法を改正して「軍」と明記するべきだとした人は20%だった。

「憲法違反なので、戦力を放棄し、災害派遣に特化した組織にするべきだ」は9%だった。

―引用以上―

世論調査の結果をみていつも思うのは質問の仕方です。

自民党改憲派の主張は現状、軍と明記、までは言っていないし、専守防衛を厳守すべきと言う派の中にも自衛隊を9条に書き込むべきと言う改憲派もいるのですからこの設問はどう考えても問題です。

しかし重要なのは「第9条を変えるべきでないと考える約50%超の護憲派の人々の中にあっても自衛隊を違憲と考える人は9%しかいないという事実です。

災害派遣に特化するという設問も私たちの主張する平時における災害救助即応隊ジャイロの様々な社会貢献活動については触れずに災害派遣に特化した組織にするという聞き方もおかしい。

今回僕がシンポに参加するのも全国9条の会の皆さんの中にも多い自衛隊合憲論者に平和憲法と自衛隊・米軍の存在は矛盾することをわかってもらうためです。

いくら自分だけわかっていても9%しかいない自衛隊違憲論を国民世論にすることはできません。

逆に僕たちの主張をその通り、それしかないと共感してくれている人は本書を読む必要も講演を聞く必要もありません。

しかし自分だけいくら共感しても現状でも良いと考える5人10人のご友人にこのHPや本の存在を広め拡散しない限り非武装中立による恒久平和実現の賛同者は一人も増えません。

世直し、戦争根絶のためにも、これまでこの運動に縁のない方に広めて世論に高める運動に是非ご協力ください。

2024年8月13日 記

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