―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
「憲法9条など単なる理想で非現実的だ。
非武装で外国から攻められたらどうするのだ?」というのが改憲派の論客たちの常套句だ。
「ミサイルで攻められたら、軍事力では国民を守れないだろう」と反論すれば、苦し紛れに「だから、攻められないための抑止力として軍備を持つのだ」と答える。
彼らも軍備で国民を守れないことを知っているのだ。
既に、武力保持の必要性についての議論は結論が出ている。
武力保持は必要無い。
攻められた時には「白旗作戦」で国民に一人の犠牲者も出さずに対処が可能である。
攻められないためには「仲良し作戦」が効果的だ。
これらは憲法9条に書いてあることを実践するだけだから、国内法的には何の問題もない。
国際法にも合致している。
何よりも軍備を持たないのだから、予算に軍事費を計上する必要が無い。これまで毎年5兆円余り、5年後には10兆円余りに増える軍事費が必要無くなるのだから、国民の生活向上へ潤沢な予算を確保できるようになる。
良いことずくめではないか。
改憲派からは「そんなのは一国平和主義だ」と批判が出るだろう。
軍事的緊張関係を醸成して金儲けをしようとする国や「報復だ」と戦争をしたがる国が多い世界の中で「一国平和主義」を貫き、世界の模範になれば良い。
1949年以来現在まで75年間も軍備を持たずに平和を保っているコスタリカ共和国という先輩国さえ現実にあるのだ。
2024年8月24日 記
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