昨日から本日開催の新潟市での講演会に来ています(講演会チラシ参照)
新潟日報、埼玉新聞の記者が取材に来てくれています。
昨日の新潟は台風の影響もなく快晴でしたが今日は午後からの天候が気になります。
先日暫くぶりにNHKの松本清張のドキュメンタリーに基づく帝銀事件の録画を見ました。
真犯人扱いされた横山大観の高弟平沢貞通さんは犯人ではなく間違いなく冤罪です。
警察は真犯人は満州の731部隊にいた元憲兵のA(1974年2月24日死亡)とほぼ断定しました。
平沢貞通さんは死刑囚とされたまま失意のうちに1987年95歳で獄死。
事件は1948年に帝国銀行(現在の三井住友銀行)椎名町支店で発生、
犯人は近隣で集団赤痢が発生したので予防薬を、とだまして12人を殺害し現金を奪い逃走しました。
その際に使った名刺が厚生技官松井蔚(私と同じ「しげる」と読む)医学博士でした。
松井博士も731部隊にかかわりがある高名な医者です。
しかし中国人3千人余りを生体解剖して細菌兵器を開発していた731部隊の実験結果を米軍は対ソ連戦で活用しようとデータをアメリカに渡すことと引き換えに石井軍医中将以下の戦争犯罪を免責する取引を持ち掛け当時の政府は応じたのでした。
警察は容疑者逮捕の寸前まで行きましたがGHQの命令を受けて突如捜査を終結。
生物化学兵器、毒殺兵器の開発に生体実験を利用するという非道残酷な方法によって得た貴重なデータをアメリカは何としても手に入れたかったのです。
平沢さんは政府の隠ぺい取引工作の犠牲者です。
戦後保守政権がアメリカ占領軍の言うなりになった伝統が今日の世襲オンパレードの自民党にそのまま受け継がれています。
次期総選挙ではこんな嘘つき保身政治家の末裔が跋扈する自民党を下野させない限り悪の歴史は必ず繰り返します。
2024年8月31日(戦争月間の月末) 記
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