―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
ウクライナ戦争は勃発以来既に2年半も続いており、停戦の時期を見通せない。
最近、防備の薄いロシア西部領内にウクライナ軍が攻め込んで、「制覇」した広さがこれまでにロシアが占領した広さを超えたという情報がある。
ゼレンスキー大統領は戦果に気を良くして、「ロシアに勝てる可能性がある」と、欧米諸国に対し、長距離ミサイルの供与とロシア領内への攻撃への制限を無くせと要請している。
今は、ロシアが核兵器を使用する気配は無いが、それはプーチン大統領の理性が働いてかろうじてブレーキが利いているからだ。
ロシアの高官の中には「核兵器を使うべきだ」と主張している者もいる。
ウクライナ軍の跳ね上がり者がロシアに対する憎しみの余り、モスクワのクレムリン宮殿に自爆攻撃を仕掛けた場合、プーチンは理性を保ち続けることができるかわからない。
プーチンが理性を失ったり、プーチンが暗殺されて後継に代わった場合にロシアが「限定的」と枕詞を付けて核兵器使用に踏み切るかもしれない。
それに対しバイデン大統領をはじめとするNATO諸国の首脳が核兵器による介入に踏み切るか、不明だ。
いずれにしても、これら関係諸国のトップの内の誰か一人でも判断ミスした場合、核兵器を使う第三次世界大戦になるかもしれない。
数百発の核爆弾が各地に投下され、数えきれない場所でヒロシマ・ナガサキの地獄が再現され、その全貌は想像を絶する。
最悪の場合、人類滅亡の可能性もある。
2024年9月1日 記
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