―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
戦争を話題にすると「また戦争の話か。聞き飽きた。」と毛嫌いをする人がいる。
当然だ。
戦争が好きな人などいないのだから。
我が家から歩いて7分位の所に陸上自衛隊の物資供給隊の駐屯地があり、その門の脇の垣根に大きな看板がある。
「平和の仕事をする 陸・海・空 自衛官募集中」と明るい黄色の地に大きな文字で書かれている。
ご丁寧に大きな桜の花びら3枚の絵まで付されている。
戦争の「せ」の字も無い。
実際は、自衛隊員は兵器の使い方を教えられ、戦争のための訓練をさせられるのだが、他の職業に就けなくて戦争体験の無い青年なら、「応募してみよう」という気になっても不思議はない。
政府はその位「戦争」と言う言葉を避けるよう表現に気を使っているが、ここではそんな気を使わない。
なぜなら、一度戦争に巻き込まれたら、ミサイルや砲弾により直接命を奪われたり、電気・水道・ガス・交通機関などがストップし日常生活が不可能になる。
一家の団らん、恋人とのデート、旅行など様々な幸せの営みも不可能になる。
自分が助かっても家族や友人・知人が犠牲になればとても幸せにはなれない。
今の日本は自衛隊が米軍の指揮下に組み込まれ、いつ戦争に巻き込まれても不思議ではない。
そんな状況で、消費税、ジェンダー問題、天皇後継候補者の進学先、タレントのゴシップなどを云々している暇はない。
党派、宗派、イデオロギーなどの違いを超えて全ての国民が戦争回避で協力しないと本当にあぶない。
2024年9月13日 記
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