専守防衛の自衛隊なら認めても良い、とか自衛隊を警察予備隊に戻せばよい、
などと仰る9条の会の方が大勢います。
僕は本書の「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の中で、ひとたび軍事力を抑止力と認めたら最後、際限なく軍備拡張が進むと書きました。
最初から軍事力の抑止力効果を一切認めない事しか恒久平和の道はないと。
警察予備隊は当初から警察力ではありません。
警察なら警察庁の管轄組織ですが警察予備隊は内閣府の、警察予備隊本部(後の保安庁を経て防衛庁)に属する組織でGHQの内部資料では警察軍と記されています。
マッカーサーは朝鮮戦争の戦況悪化に伴い重武装化をすすめ米軍の保有機材を使った訓練、榴弾砲、軽戦車などを供与し創設当初から将来的に重武装を見据えていた軍事組織です。
世界に軍隊のない国は27か国あると言われています。「軍隊のない国」前田朗著参照
軍隊と警察の違い、その中間の警察軍、準軍隊(パラミリタリー)の定義は難しいのは確かですが日本の憲法はハッキリしています。

軍隊の保持を禁止するだけでなく交戦権も認めていません。

だから軍隊も交戦権も持って実際に戦争しまくっているアメリカと軍事同盟を結んではいけないのです。

近隣諸国を威嚇する軍隊も兵器も持たず交戦権も放棄すればもはや軍隊の資格がありません。

でありながら日本の憲法9条の空文化はハンパではありません。

自衛隊法にも武器は殺傷兵器と書いてあります。

そんな兵器を持ち世界第3位の軍事予算を持ち世界最強のアメリカと軍事同盟を結び米軍を駐留させている日本。
こんな自衛隊と米軍駐留を認める護憲運動とは一体何を何から護る運動なんでしょう。
世界に170か国以上ある軍隊保有国で{我が国の軍隊は専守防衛ではなく先制攻撃もする軍隊です}と公言している国が有ったら教えてください。
自衛隊と米軍はいらないどころか、あってはならない憲法違反組織です。
2024年11月23日 記

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