今から64年前に成立した安保条約改定は米軍犯罪、戦争の危機招来など読悪の根源ですがその成立の経緯を知らない人のために振り返っておきます。

新安保条約についての国会審議は安保特別委員会(委員長は小沢一郎氏の父小沢佐重喜氏)で2月19日から開かれましたが実質的な審議に入れないまま混乱が続きました。

5月19日夜、衆議院では小沢委員長が怒号と歓声のうちに審議打ち切りを決定し、大混乱の中、午後11時48分、衆院本会議場で社会党と民主社会党の議員が欠席のまま、清瀬一郎議長が会期の50日間延長を宣言。

そのまま引き続き20日午前0時5分から本会議を開き、野党議員欠席のまま新安保条約の採決が行われ可決されました。

会期延長された国会で参議院では審議を一切しないまま衆議院での可決から1か月後の6月19日に自然成立させました(会期の延長は自然成立のために必要だった)。

2015年9月19日、国会会期を延長して乱闘の中で可決した平和安全法制(戦争法案)の手口そっくり。
僕たちは戦争法案も60年の安保改定も強行採決で国会を通過させたことを忘れてはいけません。

1960年6月23日の遠藤の日誌には「昨夜国民の知らぬ間に持ち回り閣議にて批准を終え天皇の認証も終えるなどという泥棒猫のよう行動は断じて許せない。

しかし安保条約は本日午前10時10分、外務大臣公邸にて全く国民の知らぬ間に1000名の警官に守られて批准書を交換、そして権威のない条約が発効することになってしまった」と書いてあります。
日本をこんなアメリカ従属国家にした自民党を、来年7月の参院選挙で完璧に国会から退場させるしかありません。
告知:12月6日(金)本日夕方5時半からFM西東京でアニメ制作会社エクラアニマルの代表者のお二人、(本多敏行さんと豊永ひとみさん)と生放送出演しますのでネットでお聞きください。

FM西東京(84.2MHz)は、西東京市を中心としたエリアの他、エフエム プラプラを介してインターネットでお聴きになれるコミュニティFM放送局です。

2024年12月6日 記

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