特別国会が始まり衆参両議院の予算委員会が開催されていますが、共産党以外に安保問題を正面から取り上げて追及していない印象です。
与党と野党との違いは一体どこにあるのか。
裏金問題、企業団体政治献金の禁止を除けば103万円の壁、消費税の減免、教育費無償化、年金、医療費など、すべて超党派で解決すべき問題ばかり。
野党がまともな政策を提言すれば自民党に良いとこ取りで手柄を横取りされるだけです。
それこそ野党の仕事というならそれも一理ありますが。
しかし来年度の超高額防衛予算案を拒否しつぶす貴重な機会の予算委員会なのだから護憲野党にしかできない質問、政策提言こそ徹底的にして欲しい。
護憲政党が改憲派に常に言われる「改憲反対を言うなら野党は対案を出せ」に対してどの護憲政党、憲法学者も評論家も対案を示さずただ改憲反対を言うだけです。
拙著「新版 自衛隊も米軍も日本にはいらない」5刷りが唯一対案を具体的に示していますがマスコミ大手の新聞・テレビ・ラジオは自公政権に忖度してか、全く記事にしてくれません。
取り上げるのはいつも過去の戦争の悲劇、戦場から帰った元兵士のトラウマ、空襲、原爆犠牲者の悲惨、ノーベル平和賞の被団協の授賞式参加のニュースばかり。
どうしたら戦争を根絶し平和な日本を憲法を守って作れるか、こそ話題にすべきと僕は思いますが。
日米安保条約、自衛隊は合憲か違憲か、安保政策の違いこそが護憲野党と与党がハッキリ別れる争点の筈です。
れいわ新選組山本代表が自衛隊に関連した質問をしましたが能登半島地震の災害復旧に、迅速そして長期に自衛隊出動を首相に求めるだけ。
ジャイロの創設案を書いた拙著を彼に献本済みの僕としては自衛隊の存在容認から1歩も出ない姿勢に失望です。
中東やウクライナの紛争を目にしながら日本の野党は戦争につながりかねない自衛隊強化、日米軍事演習問題を自民党公明党のやりたい放題に任せっぱなし、止めるラストチャンスの予算委員会でもこの体たらく、だらしない野党はあって無きが如しです。
訂正:9日付けのFM西東京の生放送中(ユーチューブの録画ご参照)僕が海外の災害への救助の必要性を述べる際に自衛隊ではなく民間組織を、と話ましたが民間は誤りです。自衛隊(軍人)による災害救助でなく文民組織の災害救助即応隊ジャイロが救助に向かうべき、と言うところでした。
2024年12月11日 記
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れいわは山川ひとしさんが先島諸島のミサイル配備、沖縄を平和サミットの場にし、話し合いで緊張を緩めることに言及していました。