僕は新社会党北海道支部のつながりで社会主義協会が発行する月刊誌「科学的社会主義」の8月号の特集“人間の安全保障を求めて”に拙著{新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない}の紹介記事を書きました。
今回、同誌の来年2月号にコスタリカに関する寄稿を依頼され現在執筆中です。
今日のホームページのタイトルはその寄稿文のタイトル(案)です。
軍隊廃止は、軍隊を廃止する憲法を持たなかったコスタリカでは奇蹟でしたが、憲法9条を持つ日本が自衛隊(立派な軍隊)を廃止するのは当たり前のことです。
全ての国民が平和を望みながら自衛隊廃止、日米軍事同盟解消をハッキリ言いません。
能登半島地震の復旧は遅れたまま被災者は厳寒の冬を迎えています。
すべては動こうとしない自衛隊を復旧の頼みとする自公政府の無策が原因です。
1992年に、サンダーバードと法を考える会編、コーディネーター水島朝穂、日本評論社刊行の
「きみはサンダーバードを知っているか」が出版されました。
「ニッポン国際救助隊の設立を、 PKO協力法に異議あり」と帯書きがあります。
水島先生たちが提唱したサンダーバード構想は1992年のPKO法案制定に反対し自衛隊の海外派兵を阻止する考えで海外に出動する組織を新たに民間で組織しようとする提案です。
従って自衛隊はそのまま存続させる構想です。
僕たちピースアゴラのジャイロ構想は全ての自衛隊を災害救助即応隊ジャイロ(国家公務員)に衣替えして国内災害を始め海外の災害救助に向かわせる構想ですから、まるで違います。
30年前に水島先生が期待した自衛隊廃止を支持する世論が高まったら自衛隊を廃止するなどの甘い見通しはこのままでは百年経っても国民世論にならないでしょう。
日米安保体制を基軸とし自衛隊増強、南西諸島軍事要塞化を進める自民党のアメリカ追随、武力依存構造に変化は見られません。
大方の世論もアメリカ追随の植民地的外交を容認しています。
野党第一党の立憲も日米安保を容認する体たらく。
護憲平和運動の目標を軍備全廃(自衛隊も米軍も)へと見直し、運動の矛先を政府・自民党一辺倒から我々周囲の有権者に向け直さない限り来年2025年末までのピースアゴラのゴール実現は困難です。
2024年12月20日 記
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