12月に鹿児島県の同志、横山富美子内科医からご自身が代表の「戦争しない国づくり応援団」新聞への寄稿を頼まれました。タイトルは
「軍隊(軍事力)と警察(非軍事警察力)の違い」ということですが、この標題で既に『新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の96ページに書いているので、今回少し違う観点から書いてみました。
予定の字数を大幅に超過しましたので今日から4回に分けて連載します。戦争しない国づくりを実践しているコスタリカのやり方こそが『コスタリカ方式』です。
軍事力
軍隊が存在せず殺傷破壊兵器がこの世に存在しなければ戦争は起こりようがありません。
したがって日本を絶対に戦争しない国にする方法は日本からあらゆる軍事力(軍隊と兵器)を無くすことです。
すなわち自衛隊廃止と駐留米軍の撤退であり自衛隊と駐留米軍が保有するすべての兵器の廃絶です。
どう考えてもおかしいのは戦争を防ぐため(しないため)と言って戦争の準備をしている日本の姿です。
戦争しないために戦争の準備って?
軍隊は、敵に戦争をする気を起こさせないための抑止力と言いますが歴史上戦争が絶えないのは抑止力の限界を示しています。
戦闘は法律の枠外で行われるので戦争が始まったら戦場は地獄と化し人殺しも破壊行為も罪を問われません。
軍事力が敵をひるませる抑止力となるためには敵に相当な脅威、最低でも攻めたら倍返しされる程度の脅威を与えなければ無意味です。
敵が脅威と感じる軍事力の程度は計り知れないので軍事費はいくらかけてもこれで安心、とはなりません。
脅威を少しでも感じた敵は対抗上、反撃準備をします。
軍事力はなまじ持っているだけで偶発的な戦争を起こすダイナマイト発火点にも。
これに対して警察も、軍隊と比べ保有する装備の殺傷破壊力は小さいとはいえ暴力組織です。
しかし警察官はあくまで警察官職務執行法(警職法)により活動が制限されている点が、戦場では何でもありの軍隊と大違いです。
―続きは明日―
2025年1月5日 記
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