成功を収めたコスタリカ外交の二本柱
➀アメリカを中心とする集団安全保障の枠組み「米州機構」に、コスタリカは軍隊を持たないこと、中立を貫いて軍事オプションには一切協力しないことを条件に参加したこと
②他国に軍事的脅威を与えない非武装中立国コスタリカの大統領が中米地域の紛争解決に積極的に乗り出して和平実現に成功したこと
の二つです。
コスタリカは事実上は内戦(ニカラグアに追いやられた元コスタリカ大統領が雪辱のためコスタリカに攻め込んだ)であってもこれをコスタリカとニカラグア2国間の国際紛争に仕立てあげ米州機構に持ち込み機構はアメリカが中心となって解決に当たる、というプロセスをフル活用してきました。
日本が学ぶ点がこのあたりにあります。
即ち仮にアメリカを含む環太平洋、あるいは東北アジア共同体ができ日本が参加する場合、日本は自衛隊を廃止し日米安保条約を廃棄して非武装中立を貫き軍事オプションには一切協力しない(実際しようにもできない)ことを条件にするのです。
もし日本が攻められる事態が起これば集団安全保障機構に持ち込みアメリカを含む諸国の介入、圧力を利用して紛争を話し合いで解決するのです。
これを可能にするためには
第一に日本政府・国民が非武装中立実現を決断すること
第二に日米安保条約の廃棄を米国に通告する気概のある政党、政権を国民が選択すること

第三に自衛隊の発展的組織「国際災害救助即応隊ジャイロ」が世界の災害救助活動で人道支援を続け世界から評価される中で積極的平和外交のイニシアティブを取れる政治力、外交手腕のある政治家、外交官が世界の外交の場で様々な紛争の平和的解決にリーダーシップを発揮すること
です。

こんな決断をする国民、できる政党、政治家、外交官が日本に存在するでしょうか?
―続きは8日―
2025年1月7日 記

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