軍隊と殺傷破壊兵器を捨てれば戦争は絶対起こせません。
憲法9条を実践して日本を絶対に戦争しない国にするには日本から全ての軍事力(軍隊と兵器)を無くすしかありません。
自衛隊と米軍駐留をなくし、保有する兵器をすべて捨て、文民警察官による警察力で国境を守り独立を守るのです。
戦争には植民地で圧政に苦しむ人民の解放戦争、不当な侵略を受けた国が独立と主権を守るために立ち上がる自衛戦争など正義のための戦争もある、と言う人がいます。
しかし、どんな理由があっても一旦戦争になれば勝っても負けても必ず犠牲がでます。

圧政や侵略に対する抵抗はガンジーの独立運動のように非暴力を貫くべきです。

非暴力で抵抗する民衆を武力で蹂躙する犯罪行為を国際社会は許しません。
日本は周囲を荒海で囲まれており周囲をいくつかの国に囲まれている大陸国家と違い突然国境を越えて戦車が侵入することはありません。
昨年ダニー・ネフセタイ元イスラエル軍兵士の講演をききました。

質疑応答で拙著の読者が「日本の地理的優位性」に触れて日本は非武装中立を実現すべきと発言したら、ネフセタイ氏は戦争反対の立場は私と同じですが「現代戦争はミサイル攻撃から始まるので海に囲まれているから安全とは言えない」と反論。

しかし戦争の目的は日本の占領であればいずれ上陸します。

島国日本は間違いなく非武装中立実現へ地理的に恵まれています。


僕が4年前に旧書『自衛隊も米軍も、日本にはいらない』の出版を企画した際に優秀な憲法学者の稲田恭明さんに意見を聞きました。
彼は「日本には花岡さんと同じ考えの人は大勢います。

しかし政治の場で堂々と主張する政治家も学者もいないので世論として広がらないだけ。

隠れキリシタンは実は大勢いる筈であり本書のような本が必要なのですよ」との言葉に勇気づけられました。
さて僕たちの非武装中立、日米安保廃棄の主張がどれだけ現在の日本で国民の支持を得ているか、を正確に把握するのは困難です。

今日から3回に分けてどうしたら把握可能か、考えます。
―続きは明日―
2025年1月14日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/