平和運動の分断状態が続いています。
護憲運動でも「9条の会」と「9条連」があって主催者により参加者が別れるようで、まるで邦楽・能楽・日本舞踊の流派の様。
原水禁と原水協、日教組と全教、日中友好協会も二つある?
“あぁ やんなっちゃった 驚いた!”と叫びたくなります。
自民党にとっては願ってもない平和運動グループ内の内輪揉め。
これで日本国憲法の平和追及の理念など守れるわけがありません。
平和憲法制定時の理念「戦争しない恒久平和国家日本の建設」のために書かれた前文と第9条
がいつの間にか実際にはありもしない敵に攻められないための戦争準備、軍事力増強は許される、と大幅に解釈変更されました。
今ではまるであたり前のように政府防衛省、自衛隊も米軍もやりたい放題、大手を振って公道を闊歩しています。
米軍基地、自衛隊基地の内部では国民に秘密裏に弾薬庫の整備増設の建設工事が急ピッチで。
コスタリカでは考えられない風景です。
コスタリカは常備軍は持たない、との憲法ですが、制定時の国の平和理念を最上位のものとして平和国家の理念に反する兵器製造業、軍需産業は憲法で禁止されています。
核発(原発)も生成物が戦争に使われる可能性があるとして一切禁止、いずれも違憲のものとされているのです。
一方コスタリカよりもっと徹底した非戦・非武装を掲げる憲法を持つ日本はどうか?
憲法裁判所をいくら作っても今のような裁判官の判断が続く限り結果は全く変わらないでしょう。
国民は子羊のように自公による滅茶苦茶な軍事予算やアメリカから最新鋭ジェット機、ミサイルなどの爆買いに抗議すらしません。
24日から開会の通常国会の予算審議でも話題は専ら103万円の壁の引き上げや企業団体による政治献金をどうするかで時間が使われてしまうのでしょう。
予算委員会の最大のテーマは2025年度の膨大な軍事予算案を否決し潰すことであるべきです。
2025年1月21日 記
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