一昨日の通常国会での演説内容を新聞で読みました。
トランプアメリカ大統領の就任演説と比較するのはどうかと言うかもしれませんが、石破首相にとり初めての通常国会ですから就任演説といえるでしょう。
アメリカは民主党から共和党に政権交代したのですから前の政権の政策を全否定する画期的?内容であるのに比べ、なんと新味のない内容か!
「防災・治安」も誰でも言える実効性など感じられない陳腐な内容。

「外交・安全保障」に至っては月並みな「バランス・オブ・パワーに最大の注意を払い日米同盟を更なる高みに引き上げ、同志国との連携をさらに拡大・深化する取り組みを進める」と。
バランス・オブ・パワーなど空理空論です。
どこの国が自国の軍事力を外国にハッキリ情報提供するというのか?
日本の自衛隊や米軍の動き一つについても一切国民に明かさず秘密裏に進める自公政権・防衛省が外国の軍事情報は正確に入手できると考えているとしたら、それこそ脳みそお花畑です。

軍拡はアメリカのご機嫌取りと保身のための日本の軍需産業育成強化が目的。

憲法で禁じられている軍事力を、さも持っているのが当然のように演説をすすめ軍事力を持つ外国を同志国と呼んで彼らと軍事連携を進めて一緒に中国を封じ込めるなどと公言する首相は憲法を順守すべき政治家として不適格、最悪首相です。
平和運動家も戦争法違憲訴訟を全国で展開していますが、戦争法が違憲である前に自衛隊や米軍駐留そのものが違憲でしょう。
石破施政方針に明日から質問に立つ野党も社民、共産、れいわ以外は石破首相と同じ日米同盟は外交の基軸、と政府の土俵に乗ったうえで議論し、政府与党との違いは程度の差を問い詰めるだけ。
東京新聞も情けないことに軍事予算の増額は規模が先にありき、ではなく軍拡の中身を積み上げるのが先、と軍備増強そのものは容認するという体たらく。

自公政府防衛省が駄目なら一部を除き野党もダメ、マスコミもダメ。

となると矢張り僕らが政治に打って出るしかないとますます思わせる国会の動きです。
2025年1月26日 記

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