僕は複数の9条の会の会員ですが会費を納めている会は少ないです。
毎月のように「~9条の会」から会報が送られてきますが、それを読んでいていつも疑問に思うことがあります。
9条の会の皆さんは何を目的に活動しているのか?です。
―最近受け取った会報の引用―
改憲勢力はウクライナ、パレスチナ・ガザ地区の戦争状態、台湾有事、朝鮮半島有事をねじ曲げて国民に危機感を煽り、改憲に執念を持ち続けています。
海外で自衛隊が米軍と一緒に武力行使できるようにすることを目論んでいます。
相手国そして日本に多大な犠牲者をもたらしたことで武力により平和は築けないことの反省の上に立った日本は日本人の発案による世界に誇る平和憲法9条を誕生させました。
その日本が今アメリカの言いなりで国民が知らないうちに全国の自衛隊基地の強化を図り戦争をする国へと逆行しています。
私たちの会は今年創立~年を迎えています。
創立当初の理念『憲法九条の大切さを市民に訴え、憲法を守ろう』を持続し、憲法を生かした平和・命・暮らしを守りたいと思います。
-以上―
多少表現には違いがあっても大方日本中の9条の会の活動目標も同様でしょう。
要約すると「武力により平和は築けない。
憲法9条の大切さを訴えて憲法を守ろう。」です。
「武力により平和は築けない」は正解ですが、
問題は
「憲法9条を守りましょう」の部分です。
現実にアメリカの言いなりで2027年までに防衛予算43兆円を打ち出し全国の自衛隊基地の強化を図り、日米合同軍事演習を重ね戦争をする国へと逆行させているのは憲法9条を護っていると豪語する自公の政府・与党、防衛省です。
憲法9条の条文は守られている中で日本は戦争する国へと逆行しているのです。
条文を守るだけでは戦争をする国への政府の動きを止める力はないことの証明です。
適正な規模の自衛隊はあった方が良いと考えている一部の9条の会の皆さん、
憲法9条さえ守れば戦争は起きないと考えているとしたら甘すぎますよ。
会の目標を、地裁では違憲判決が出ている自衛隊の廃止、日米安保条約廃棄の運動に切り替えようではありませんか?
1973年、札幌地裁で長沼ナイキ訴訟で自衛隊は戦力であるとして自衛隊違憲判決を下した福島重雄裁判長が94歳で逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りします。
2025年2月12日 記
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