新聞によると2024年の日本の名目GDPは初めて600兆円の大台を超え609兆円になったそうです。
物価高でGDP数字は膨張したが個人消費は増えていないと。
石破首相は防衛予算はGDPの2%を超えることもあると国会答弁しているので間違いなく間もなく12兆円を超えます。
さて国会の論戦に目を向ければ過半数割れの自公与党は2025年度の予算案を国会通過させるために野党の同意を得ないといけません。
これに目を付けた改憲派野党は自分たちの党勢を伸ばそうと維新は高等学校教育費無償化を、国民民主は103万円の壁を178万円に、と予算承認を人質に圧力をかけています。
僕から見たら全く危機感の欠けたグータラ国会です。
これらの要求はいずれも予算さえ確保できれば自公にもできる政策。

もっとハッキリ言えば善政ではあるにせよ猿でもできます。
野党が人質にとるなら予算が激増した防衛予算でしょう。
今も困難な避難生活を続けている能登半島の住民や雪害に苦しむ国民のため、そして迫りくる戦争の危険を避けるため、増大する福祉予算を確保するためにも財源になる防衛予算を人質にとるべきです。
これを人質に取って、もし今国会で無駄・無意味な防衛予算を最低4兆円減額する修正に応じないならば予算案に賛成しない、と頑張ったら良い。

恐らく党利党略しか頭にない自公と維新、国民民主が結局どこかで手打ちを行い、いずれ12兆円を超える殺人破壊凶器準備に必要な防衛予算を自公原案通り可決させるのは明らかです。
手取りを増やすのも教育費の無償化もいいに決まっていますが、現実に寒さの中苦しんでいる震災被災者を救うことや万一米中戦争に巻き込まれたら失う若い自衛隊員や基地周辺の住民の命を守るのとどっちが大切か?
このまま見過ごせない僕たちは政治の世界にピースアゴラの同志を送りだすことも選択肢にするしかなさそうです。
2025年2月20日 記

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