昨日羽鳥慎一モーニングショーで江戸初期に焼失した江戸城本丸の再建問題が話題になっていました。
計画に詳しい三浦正幸広島大名誉教授が解説し
インバウンド需要を見越した東京の新名所として経済効果は十分見込めると。
消費税のその場での還付(来年11月からは外国と同じ扱いの予定)など行き過ぎた外人優遇を苦々しく思っている僕にはインバウンドと聞いただけで余り面白くありません。
最近都心の再開発ビルの変貌を目にする度に僕は東京ばかりが超近代化し東京が賑わう一方、地方が衰退する格差が心配で仕方ありません。
戦後、宮城前広場と言っていたのに、城は徳川幕府を想起させると言って皇居前広場と言い換えた歴史を知る僕は男系しか認めない天皇崇拝の人たちの反応が気になります。
明治初期、天皇制を推し進める中で全国の城は荒廃しましたがそれこそが滝廉太郎作曲の「荒城の月」が生まれた背景です。
江戸城も例外ではなく随分荒れ果てた城門の写真を見た記憶があります。
東日本大震災の後、足掛け6年にわたって被災地を慰問し120カ所以上の仮設住宅集会所などで僕が必ず歌った小畑実の古い流行歌「勘太郎月夜」の一節に「菊は栄える葵は枯れる」とあるのは江戸幕府が滅び天皇制が栄えた世相を謳ったものです。
僕は街角で可愛い子供を見かける度に、この子たちが大人になっても戦争が起きないように、
立派な高層ビルを見る度に、このビルにミサイルが飛んでこないように、と直ぐ考えてしまいます。
今の自公政権のままでは近い将来必ず戦争に巻き込まれると確信する僕は、500億円かけた再建江戸城本丸もミサイル攻撃で今のキーウ、ガザ地区のような瓦礫の山に一変する風景が脳裏に浮かびます。
菊(明治以降の天皇絶対主権時代)と葵(徳川江戸封建制時代)の両者が共に後景に退いて日本が天皇(貴族特権階級)も将軍・武士(自衛隊、米軍、兵器産業)もない平和で真に独立した民主主義共和国になる日を夢見ます。
天皇家や皇族の皆さんが皇室の伝統を守る人間国宝市民となって京都に戻られるならこの江戸城本丸再建の動きも悪くないと思わず考えました。
3月1日の江戸川区の講演会の会費は学生さんは無料、身障者の方は500円です



2025年2月25日 記
\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/