先日の江戸川区の講演会の参加者から紹介されて昨日衆議院議員会館で開催された韓国政治状況報告会に参加してきました。
講師は拓殖大学海外事情研究所の梅田晧士研究員で韓国政治の専門家です。
昨日は衆院本会議で巨額防衛予算を含む25年度予算案が可決された平和運動にとって不幸な日でした。
そんな中、何人か国会議員も寸暇をぬって出席していました。
尹大統領の戒厳令発令の動機、憲法裁判の行方、罷免される可能性、次期大統領は誰か、など興味深い内容の講演会でした。
質疑応答の時間で現職国会議員二人の質問に続いて僕は2つ質問しました。
➀現在、韓国社会の分断、格差が進み、若者や一般市民の間に、憎しみ、怨み(うらみ)辛み(つらみ)の感情(ルサンチマン)が高まっている中で尹派、李在明派がそれぞれ自分たちの陣営に市民・学生などを多数動員している、と講師の先生は言われますが、社会の分断と格差の拡大をねたみ怨み憎む感情は日本も同じと思うが日本では市民・学生の政治への参加があまり見られない。
韓国ではどうして政治への市民参加が盛んなのか?
日本との違いはどこから来るのか?
答えは韓国の市民、労組、宗教団体・学生の積極的政治参加の理由は過去の政治活動の成功体験があるからとのことでした。
1987年大統領選挙の直接選挙化(民主化),2016年の朴クネ大統領退陣要求デモに続く憲法裁判所の罷免宣告など市民運動の結果勝ち取った成功例がいくつもあるからだそうです。
③ 投票日を水曜日にしていることが高い投票率の理由と思うが?との質問には
“その通りです。今日は公休日だし、選挙にでも行くか」感覚で投票する人が多い”との事。
僕がホームページで何回か書き、朝日新聞に投書して不採用になった選挙投票率向上の秘策でしが、是非日本でも採用したいと思います。
ピ―スアゴラから政治家が出せたらすぐに実現したい政策の一つですね。
今回の講演会は鳩山友紀夫元首相の友愛外交研究会の例会でした。
会場で鳩山元首相、平岡秀夫元法相、首藤信彦元衆院議員の皆さんに拙著を紹介出来ました。
感謝【カムサハムニダ】
2025年3月5日 記
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