狭山事件の犯人とされて再審請求中の石川一雄さん86歳が誤嚥性肺炎で11日に亡くなられたと報道されました。
間もく再審請求についての判断が下される矢先の病死と言うことで何ともお悔やみのしようもありません。
犯人を取り逃がした警察が失態を挽回しようと証拠品の捏造などにより石川さんを逮捕。

長年にわたり獄中に閉じ込めた国家権力、警察の罪は誰が一体償うと言うのでしょうか?
部落差別の中で文字も書けない石川さんが書いたという脅迫状を根拠に一生を台無しにした責任を誰がとるのか。
自衛隊も警察も国家公認の暴力装置ですがどちらも人気のない職業と見えて絶えず求人広告で募集をかけています。
彼らも管内の所轄署の間で成績を競いあう組織です。

目標として多いのは交通違反、痴漢, アメリカやカナダでは合法のマリファナなど麻薬犯罪の検挙件数。
警察に行くと内部職員向けに自署と近隣の署の検挙数を比較する、まるで民間企業の様な競争グラフを目にすることがあります。
そんなメンツと内輪の競争意識の強い組織の中で部落出身の石川さんが警察の汚名挽回の犠牲になったのかもしれません。

袴田さんのケースも同様でしたが再審無罪判決後も検察のトップは証拠捏造を否定する有様で間違いを認めません。
私たちの安心安全な暮らしを守る筈の自衛隊は平和が続いては存在意義を疑われてしまうと仮想敵を作り上げて戦争訓練に明け暮れています。

警察は犯罪が無くなったら人員を減らされると、組織防衛、生活防衛と出世のため検挙件数を競っています。

コスタリカの警察、特に交通警察の皆さんは例外はあるにせよ優しいお兄さん、お姉さんばかりです。
災害救助即応隊ジャイロがありさえすれば自衛隊は全くいりません
警察は人権を最大限守り本当に悪い人だけを取り締まり、検察は全証拠を開示し裁判は公正な証拠に基づいてのみ犯人を処罰すればよいのです。
僕は先進国では残っているのが稀な死刑制度の絶対廃止を主張し続けます。

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2025年3月14日 記

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