昨日のNHKは日本の世界遺産について特集していました。
富岡製糸工場、佐渡金山、そして富士山。
出演した俳優などがコメントをしていましたがそれら遺産と言われているものの裏側については殆ど知らないのか、知っていて黙っているのか、裏にある悲しい物語については全く語らずただ美しい、歴史的価値が高い、テンションがあがる等の話ばかり。
富岡製糸工場の女工哀史、佐渡金山の朝鮮人労働者などの苛酷な労働、そして今日話題にしたい富士山の真実です。
僕は一昨年北富士と東富士演習場の実弾射撃訓練の模様を視察してきました。
演習場の広さが山手線の内側の面積より大きいとか、数百人の米軍が常駐する詰め所があったり基地の敷地内に公道が通っていて自衛隊や米軍はその下を通るトンネルで往来しているとか、基地マネーによって立派な公的施設ができている現実等々。
こんなことをほとんどの国民は知らないでしょう。
北富士演習場の一部には自衛隊の戦闘訓練場があって監視センターで実戦さながらコンピューターで何人の兵士が死傷したなどとカウントしながらの実戦訓練が行われていて毎年全国から8万名の自衛隊員が来るとか。
だから富士山は自然遺産ではなく文化遺産としたようです。
僕が作詞・作曲した日本の国歌(案)「美しい日本」がホームページに歌詞、楽譜ともに掲載されていて二期会の混声合唱により歌われた録音も聞けます。
その解説の一部を以下に転載します。
ー安倍晋三氏はじめ保守派の人々が「美しい国日本」と言葉だけでしばしば語っていますが「本当に美しい日本」とは武力を捨てて近隣諸国から一切脅威とは見られない非武装中立国日本のほかにはありません。
ジャイロによる国際的な災害救助活動など積極的平和主義を実践する国のことです。
最近はやり?の造語NATO(No Action Talk Only ― 多弁不実行)は汚職・公文書捏造・隠蔽廃棄・選挙違反まみれの自公政権の実態を言い当てていると皆さんも思いませんか。
この曲のCDのカバーを飾る富士山は2013年(平成25年)6月22日には関連する文化財群とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録されました。
こんな平和のシンボルであるべき霊峰富士が、実は自衛隊と米軍の実弾射撃演習場となっていて山肌に実弾を撃ち込まれているのです。
富士山は泣いています。
私たちの自衛隊廃止、米軍撤退の運動を5年以内(今年2025年が目標年)に結実させてこれ以上弾痕を刻ませない無傷の美しい霊峰富士を取り戻すことは平和と郷土を愛する全ての日本人に課せられた責務であると思います。ー以上
2025年3月15日 記
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