僕が「14才から考える恒久平和のつくり方」を出版【20日発売】することにした動機はこの数十年に亘る文科省の偏向教育があります。
新社会党の機関紙「週刊新社会」3月12日号に掲載された記事を要約して引用します。
―引用―
阿部俊子文科相が昨年末に学習指導要領改訂を中央教育審議会総会に諮問した。
学習指導要領は文科省が小中高の教育課程編成時に大綱的基準として法的拘束力があると主張している重要なものである。
「戦争できる国へ教育でもまい進か」のタイトルで教育ジャーナリストの永野厚男さんが次のように書いている。
文科省作成の音楽の『指導要領解説』は、“君が代“の指導について「天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国の末永い繁栄と平和を祈念した歌であることを理解できるようにする必要がある」と主張。
小1(6歳児)にまで「歌えるように指導」。
小6の社会指導要領も「天皇への敬愛の念を深める」ことまで強制。
道徳指導要領では愛国心強化をそれまでの「小3以上」からを「小一から」に前倒しした。
小学校社会科指導要領は六年生対象に17年改定後の解説は平和主義については自衛隊が我が国の平和と安全を守っていることに触れるようにすると明記。
17年改定ではさらに9条を学んでいない四年生の時点で自然災害への対応名目に自衛隊は役立つと教え込むように改悪。
その『解説』は、四年生から軍事面を含め「自衛隊は役立つ」と教化する主張までしている。
08年改定までの指導要領を2学年も前倒しし自衛隊を肯定的に教え込む手口は憲法9条改悪の国民投票が政治日程に上がった時、将来の有権者に賛成票を投じさせる意図があるのではないか?
政治問題については政府保守政党の影響による指導要領の一部偏向記述を是としそれと異なる政策や見解を授業で扱う事を敵視する文科省や一部教育委員会の官僚らによるボディブローがじわじわときいているのではないか
―以上引用終わりー
恐ろしいことが着々と進んでいます。
こんなトンデモ教育行政の動きに対してNOを突きつける平和運動が見当たらないし平和運動側は子供たちに平和憲法の尊さ、平和な日常を守る大切さを十分に教育していないと思います。
僕が新刊本を出すきっかけは教科書ではないが一般書籍で子供たちに平和教育を実践し政府の動きを巻き返すためです。
2025年3月17日 記
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