テレビ放映中の「アンパンマン」の制作会社エクラアニマルさんのご案内で昨日は市内の保谷こもれびホールで開催された「戦後80年平和映画上映会」西東京市協働コミュニティー課主催 に行ってきました。
「この子を残して」木下恵介監督、加藤剛、十朱幸代大竹しのぶ、淡島千景の豪華メンバー出演の日本映画史に残る「反戦・平和」の上映会です。
長崎の鐘などで知られる永井隆さんの日記を題材に、戦争と原爆への怒りをあらわにし、父と母と子の絆を書いたヒューマンドラマ。
舞台は長崎浦上の永井博士宅の1945年8月7日の日常生活から始まり刻々と8月9日午前11時2分原爆投下に向かいます。
僕は昨年10月末に熊本講演の帰途長崎に寄りこの映画の舞台を実際に歩きました。生徒と教師の大半が犠牲になった山里国民学校、永井博士が晩年過ごした自宅2畳間の如己堂、浦上天主堂など戦争の残酷を見ているので感慨ひとしお。
この映画上映に先だって池沢西東京市長が平和の尊さを本日の映画を見て後代に是非伝えて欲しいと素晴らしい挨拶をされました。

1945年4月12日に田無(現西東京市)の中島飛行機工場を狙った空襲で96人が亡くなっていると初めて知りました。
平和を願う心に右も左もないのに世間では兎角平和運動と言うとすぐ左翼の運動と決めつける風潮(全くの誤解)があり困ったものです。
最初の上映映画は初代田無市長指田吾一さん(海軍の軍医)が赴任先広島で被爆した体験をアニメ化した「原爆の記」で原爆の恐ろしさを描くリアルな短編アニメでした。
続いて藤山一郎さんの名曲「長崎の鐘」を解散時のデュークエイセスのトップテナーの大須賀秀樹さん(ミス・サイゴンやレ・ミゼラブルのミュージカル俳優でもある)のギター弾き語りと女性バイオリニストのデュオ演奏で聞いて素晴らしさに音楽の持つ力強さを改めて実感し泣けました。
(お二人とのスリーショット、右が大須賀さん)


新刊本「14歳から考える恒久平和のつくり方」の出版当日に戦争を絶対に起こしても巻き込まれてもいけないという強烈なメッセージを発信する催しに参加できたことは偶然とはいえ僕の新著の最大のテーマと符合し反戦平和の意を一層強くしました。
本書の漫画とイラストに協力いただいたエクラアニマルの豊永社長と本多敏行さんに改めて感謝。

今年こそ何としても自衛隊を廃止して災害救助即応隊ジャイロを編成したいと強く思います。


2025年3月21日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/