昨日期末ギリギリに二度の修正を経て2025年度予算が維新が賛成に回った為国会を通過しました。
これで今年の護憲運動は何をやっても行き詰ることがハッキリしました。
憲法改正の国会発議は今のところハッキリしませんが、少なくとも現行憲法下でトンデモナイ憲法無視の軍事国家化が加速します。
昨日の東京新聞2面記事のコピー(添付)を読んでください。
中谷防衛大臣が来日中のヘグセス米国防長官と防衛省で会談しました。
その際にヘグセス国防長官は台湾有事の際には日本の自衛隊は最前線に立って対中戦争を日米共同で支え合いながら行う状況になる、と言明したのです。
近々横田から六本木米軍基地(通称赤坂プレスセンター)に移転させる予定の作戦指揮権を持つアメリカ統合軍司令部の統制下で日本は米軍と一体の市ヶ谷の自衛隊の統合作戦司令部の指揮のもと戦争を遂行することになり、
自衛隊は米軍の尖兵として最も危険な戦場に送り込まれます。
教育費を無償化し社会保険料を多少引き下げたくらいで賛成にまわる予算ではありません。
これで沖縄の軍事要塞化も自衛隊と外国軍との合同軍事訓練も日常化します。
予算案通過後の野党党首の感想を見ると
立民野田代表:高額療養費制度の負担上限額引き上げを阻止できた。
維新の前原共同代表:教育無償化、社会保険料引き下げがあったから賛成したが良い予算とは思っていない。
国民民主玉木代表:手取りを増やす、物価高対策をこれからも取りあげていく
共産党田村党首:一部野党を抱き込むことでやっと予算が通る与党の延命戦略の破綻を示した。
等と呑気なコメントばかり。
自公の戦争まっしぐら政策にブレーキを掛けるために残された唯一の道はできるだけ早期に護憲野党による政権交代を果たして防衛予算の執行をとめることしかありません。
本当に今の野党は戦争の危機をどう考えているのか?
大幅増額された軍事予算にストップをかけられなかった不首尾について語る野党党首は少なくとも新聞報道では見られません。

2025年4月1日 記
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「防衛」
予算ではないですね。
軍事予算と言うべきですね。
仰る通り、まさしく軍事予算です。予算の中で一番無駄な予算です。過去80年間の軍事予算を合計して検証したらこれまで一体いくら無駄に税金を使ったことか!
300兆円はくだらないでしょう。
自衛隊も米軍も、少なくとも日本にとっては全く不要であったし、自民党政府はこれまで存在しない幻影に怯えるふりをして無駄遣いを続けてきました、
我々はこの事実(これまでの歴史が証明する真実)に今すぐにも気づくべきです。
アメリカのトップは戦争中毒ですが、国民は厭戦、厭戦。イラク戦争以降、戦に出かけていくのは大変難しくなっている。国民の反対が半端じゃないから。もし、どうしても中国と戦争がしたくなったら、「日本を前線に行かせるから、アメリカの軍隊は後方で戦うだけ」と国民を説得するために、今から日本と取り決めをしているわけです。
アメリカ国民は、日本人のようにおとなしくない。トランプが大統領になって、イスラエルのパレスチナジェノサイドに反対する大学生の内、アメリカ国籍でない学生が学生ビザとりあげ、追放になっていますが、学生以外の人々による、イスラエルのジェノサイドに抵抗するデモは各地でほとんど毎日です。(私も毎週参加している)もし、アメリカが再び戦争を始めるということになったら、抵抗運動はかつてないほどのスケールになると思います。今日のヘグセス国防長官との会談で、「日本は前線に立つ」とはっきり言われたのですが、日本でデモは起こるでしょうか。アメリカには常に活動しているいくつもの反戦団体があるので、なんらかのアクションがある。アメリカに対する批判は山ほどあるけれど、表現の自由は個人、個人に根付いている。私はこれをいつもうらやましく思っている。