4月8日(火)のNHK「クローズアップ現代』では防衛省研究所の男性研究員やフランス国防省の女性研究員などがアメリカが抜けたヨーロッパの安全保障体制についてヨーロッパ自身が軍事費を倍増して守るしかないと言っている、とヨーロッパ諸国の再軍備の動きを伝えて番組を締め括りました。
日本は陸続きのヨーロッパとは大違いです。
番組中、フィンランドはロシアと1200キロ国境を陸で接しているために国境に200キロ以上にわたって高い塀を建設したと。
日本は国境を海に囲まれ、自然の要塞に守られており塀など築く必要のない恵まれた国です。
大方の海外の政府・国民は安全保障と言うとすぐ軍隊と兵器を増強することを考え、国際法上禁じ手のクラスター爆弾を準備したり国境沿いに地雷を埋めて、攻めて來る敵を殺す安全保障をイメージします。
安全保障イコール軍事力による抑止力準備のワンパターンです。
「14歳から考える恒久平和のつくり方」に書きましたが、21世紀にもなって、いい大人がミサイルや機関銃で殺し合うしか領土や主権、国民の生命の安全を守れない、などは狂気の沙汰で文明社会に生きる人間として恥ずかしい。
すべて戦争の原因は”紛争を話し合いで解決されては困る”戦争をビジネスとする軍産複合体関係者たちの仕業です。
憲法9条を持つ日本は武器を捨て全ての紛争を話し合いで解決する平和外交を(覚悟一つで)実践し世界に模範を示めせるコスタリカ以外では唯一の先進経済大国です。
ろくに話し合いもせずに殺し合い準備しか解決の道はないとすぐに再軍備に走る欧米諸国の人々を僕たちは「お可哀想に」と憐れみの目で見ればよい。
日本まで野蛮な欧米と一緒になって安全保障イコール戦争準備と結び付けるのは愚の骨頂です。
しかし自公政権は先日ここで僕が予想した通り、NATO事務総長と会談して石破も中谷も小野寺もNATOのため武器製造支援を約束するなど野蛮な道を伴走しようとしています。〔敬称略〕
こんな危険極まりない政府自民党、評論家の佐高信さんが名付けたS・U・T政党(世襲・裏金・統一教会)自民党を信じて今でも投票する有権者よ、目を覚ませ!
(完)


2025年4月11日 記
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当然、理想をもって進んでいかないと希望は達成できないとは思っていますが、当面はでも現実はねっていったところです。
コメントありがとうございます。
同じ気持ちの方は大勢おられると思いますので14日付のアゴラでまとめて私の意見を書きます。