3)民主主義、主権者教育の場は学校ばかりでなく、家庭や職場にもあります。
特に職場は上意下達社会、政治的な話は禁句だったり出世のため本音が話しずらいのはサラリーマンだった僕にもよくわかります。

家庭では誰も滅多に政治は話題にしませんから、政治的無関心を生む原因は色々あると思います。

しかし戦後アメリカにより民主主義がもたらされたとはいえ普通選挙制度が実施されて80年も経っているのに全てを教育のせい、他人のせいにしていても始まりません。

ひとりひとりの自覚で個人はもっと自立し、声を上げることはできると思います。
僕自身、確かに上司と色々ぶつかりましたが職場でもどこでも不本意な忖度をした経験はありません。

平和を推し進める僕たちの側の努力や、やり方を工夫して正しい情報を広め(効果的な宣伝)さえできれば一般ピープルの政治に対する正しい判断も生まれ、無関心層も関心を持つと思います。

無関心の原因をすべてアメリカにもらった棚ぼた民主主義のせいとしては進歩が期待できません


4)「理想と現実は違う」と言われたら
この問題は拙著『新版 自衛隊も米軍も、日本にはいらない』に書いていますが僕の講演会のレジメにそれが載っているのでコピーを添付します。
ピースアゴラメッセージの読者はこのページに立よるだけでなく是非僕の著書を読んでください。

買わなくても図書館で借りて読めます。
講演会ではいつも「勇気をもらった」「大賛成」の声が聞かれますが集会に来る人はもともと分け知りの方たちなので。
参加者の殆どが年配者と言うのも日本全体が高齢化社会なので特に悲観することではありません。改憲派の右寄り集会も同じ状況でしょう。

先日の講演会の司会の女性は子育て真っ盛りの若手で頼もしく感じました。
一昨日の講演会で半分近くの参加者が既に私の本の読者であったのも嬉しくもあり悲しくもあり複雑な気持ちです。
どうしたら新刊本「14歳から考える恒久平和のつくり方」を未だ本の存在すら知らない人々に広められるか?
護憲平和運動が「軍拡反対」「紛争は外交努力で解決」までしか言わず「非武装中立」と言わないのはなぜか?
103万円の壁は改憲野党国民民主に、教育費無償化は第二自民党維新に任せて僕は非武装中立不安派の壁を突破する運動を更に進めようと強く思いました。

2025年4月15日 記

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