昨日は神田神保町の日本教育会館で狭山女子高生殺人事件の犯人とされて冤罪を62年間訴え続け3月11日に86歳で無念の死を遂げた石川一雄さん追悼集会に参加してきました。
満席で僕は最後部で2時間立ち通し。
1.「見えない手錠をはずすまで―石川一雄さんを偲んで」金聖雄監督のショートムービー上映
2.追悼の歌:小室等、こむろゆ、李政美さん
3.黙とう
4.追悼のことば
と続き最後に未亡人となった石川早智子が挨拶
参加者による献花で終了
部落解放同盟の皆さんが中心の会でした。
僕の「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」についての論考が月刊雑誌「解放」に掲載されたこともあり、また事件現場が家から近かったこともあり、深い関心を持って再審請求の結果を見守っていました。
もう少しのところで無罪判決を得る前に亡くなられたのは残念で仕方ありません。
袴田さんの実姉の袴田ひで子さんが悔しい思いを声を振り絞って語っていました。
二人は獄中で互いを「いわちゃん」「かずちゃん」と呼び合っていたと。
日本にはびこる差別問題は後を絶ちません。
僕たちは人権の侵害であるいかなる差別も絶対に許してはならないのに警察司法が未だに差別を許しています。
日本の裁判は長期化傾向が顕著のため司法改革で弁護士の数を増やしたりしたにも拘わらず相変わらず裁判の長期化もあまり改善がみられません。
第二次大戦後、財閥解体で若い経営者が続出、大学でも教授の入れ替えにより若手教授が大量に抜擢されましたが、司法の世界は戦前の裁判官がほぼ居座り戦後パージされた裁判官の話は余り聞きません。
そのためもあってか司法においては身分を保障されているにも拘わらず時の権力に忖度する裁判官が後を絶たないのは嘆かわしい限り。
刑事訴訟法の再審関連条項の改正による再審制度の見直しは直ぐにも実施すべきです。
死刑制度の廃止も早く手を付け二度と冤罪に基づく死刑執行の可能性を排除すべきです。
殺人が重大な犯罪と言うならば国家による殺人(死刑執行そして戦争)も重大な犯罪なのは誰でもわかる事ですよ。


左から李政美さん、小室等さん、こむろゆいさん
お知らせ
4月23日(水曜日)午後1時から4時に杉並の「9条の家」で改憲派の人も入れて「いまを新しい戦前にさせない改憲派護憲派仲良く座談会」を3月1日に江戸川の講演会を企画してくれたユリさんが企画してくれました。
水曜日は通常休館日ですがその日は特別開館してくれるそうです。
僕も楽器を持って参加する予定ですのでお時間あって来れる方はどうぞお出で下さい。
9条の家への地図は今年実施した講演会チラシを再度添付しますのでご覧になって来てください

2025年4月17日 記
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