敗戦から80年の今年ほど、二度と戦争を起こさない、巻き込まれない、ために日本はどうすべきか国民皆が考え、具体的で現実的な政策をまとめ実行に移す大事な年は有りません。
僕たちが目標に定めて提唱して来た「積極的非武装・中立・非同盟」の考えを世論にするためピースアゴラは更に深めたいと思います。

今年2025年はこの目標の仕上げの年なのです。
まず最初に非武装中立論の先駆的著作である石橋政嗣元社会党(現社民党、新社会党)中央執行委員長の著作「非武装中立論」1980年初版 を振り返ります。
最初の今日は本の「はしがき」の抜粋を紹介。

―以下引用ー
衆参同時選挙で安定多数を確保した自民党のおごりがついに自省を失わせるのか日増しに強まる反動的な姿勢を見せつけられるたびに書かなければという気持ちが少しずつ醸成されていったのだと思いますがそれを決定的なものにしたのは8月初めの福岡空港におけるある体験だったのです。
私は空港の階段ですれ違いざまに2人連れの男から「共産党」と言われたのであります。
私が社会党員であることは、政治に多少なりとも関心を持つ人であれば知らないはずはありません。
この場合の共産党とはいわゆるアカ呼ばわりであり、意見を異にする者に対する問答無用の決め付けの言葉なのです。

自らを愛国者に仕立て上げ非武装を主張する者を非国民とでも言いたいのでしょう。

戦前、戦時中の体験(注:陸軍予備士官学校卒、陸軍曹長)をもつ私はついにここまで来たかと実は慄然たる思いがしたのです。

同時に書く決心もついたのであります。

日本の民主主義を守るためにも負けてはおれないのです。そして多く人に聞いてもらい読んでもらわなければならないのだという思いでした。

―以上引用途中までー続くー
2025年4月19日 記

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