ー昨日の続きー

私はこれまで微力ながら2025年までに自衛隊も米軍も日本からなくすことを掲げた講演活動を、細々ながら愚直に全国で拙著の普及を兼ねて続けてきた。

石橋政嗣氏亡き後の政界で、真の護憲政党は社民、共産、れいわ、そして国会に議席はないが新社会党と緑の党しかなく、いずれも勢いに欠ける。

ジリ貧の原因はどの護憲政党も非武装中立政策を真正面から掲げないからである。

目標実現の期限とした2025年を迎えた現在もこの政治状況に変化が見られない。

それどころか日米の軍事一体化は加速度的に強まっており私としては我慢の限界を超え、俗に言う堪忍袋の緒が切れた。

男子平均寿命を超えた82歳の私だが、真正面から非戦・非武装、積極的中立・非同盟を政策の中心に掲げて有権者に訴えようとやむに已まれない気持ちの私は今回社民党全国比例区公認を得て出馬することを決意した。

投票結果で世論の熟成度を確認する狙いもあるが結果次第では目標を計画通り実現する年にもなり得る。

―再び引用―

―復刊によせて『可能性としての「非武装中立」-何故「ことばの力」に安全保障を託すべきなのか』―

本書は1980年10月25日、日本社会党中央本部機関支局から刊行された石橋政嗣著「非武装中立論」を復刊したものである。

最初にお断りしておけば今回の刊行にかつて「日本社会党」であったところの社民党は一切関与していない。

つまり政党的背景も政党的意図もない、まして本書の刊行は社民党の先祖返りを意味するものではないしそのような狭く、つまらない文脈で受けとめて欲しくはないので、まず、そのことを記しておく。

本書の刊行はあくまで僕の全くの個人的な考えに基づき希望したものだ。

日本国憲法前文及び9条をめぐってかって「非武装中立」という選択肢が存在したことを思い起こし、その可能性を改めて受け止めることは「改憲」が具体的な政治目標に上り「在日米軍再編」の名の許に自衛隊がアメリカの軍事戦略の中にあからさまに位置付けられてしまった現在、必要だと感じているからに外ならない。

刊行から20数年を経た現在、本書の前提となった米ソの冷戦構造も、また、本書の刊行元だった社会党ももはや存在していないどころか、そのような歴史さえ記憶しない世代が「若者」の大半を占める現在にあって、しかし、本書に記された安全保障における一つの徹底したあり方はむしろ新鮮でさえある。

―続くー

昨日社民党全国比例区候補者全員5名がNHKのスタジオで政見放送の録画を収録しました。

詳しくはこのホームページの「コスタリカ流平和の風を国会へ」をご覧ください

皆さん、ぜひ新しい社民党にご期待ください!

ラサールさんとのツーショット

2025年7月2日 記

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/